旧本多邸復元工事現場見学会 / 2011年

2011年9月9日、岡崎市で現在復元中の旧本多邸復元工事の現場見学会を行いました。


旧本多邸は、世田谷区にあった昭和7年築のスパニッシュ様式を基調とした洋館です。家を建てた本多忠次氏は徳川家康の重臣本多忠勝の子孫で、祖父忠直氏は最後の岡崎藩主でした。
1999年、マンション建設に伴う取り壊しの危機に直面しますが、世田谷区教育委員会の調査等でその歴史的価値が明らかになり、本多氏ゆかりの地である岡崎市に寄贈を打診し移築が決まりました。
現在は岡崎市東公園内に移築復原工事中です。


9月9日現在の工事の状況について。外回りについては、瓦が葺き終わり外壁の下地造りや一部塗り始めています。内装は、床・壁・天井の下地造りや造作材の一部取付けが始まっている状況です。

足場に上がり、屋根周りの説明を受ける。

足場に上がり、屋根周りの説明を受ける。

外壁モルタル塗り作業の様子。

外壁モルタル塗り作業の様子。

翌日は足助(あすけ)の街並み見学を行ないました。
足助は、三河と信州を結ぶ足助・三州街道(通称:塩の道)の物資の中継・集散地として栄えた町です。
古くからの街並みは足助川の北岸に拡がり、多くの商家が軒を連ねています。また趣きある小路や川縁の家並みも美しく、充実した街並み散策となりました。

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